2007年7月10日火曜日

La Fonera DD-WRT化 用意するものとか、詳細な手順とか

必要なもの及び環境(私の場合の環境)
  • PC(ネットワーク)の設定(画像参照)
    • 元々のネットワークが192.168.0.2/24
    • 192.168.1.1を追加
    • 169.254.255.3は一応追加(シリアルケーブル接続には使用しないので不必要)
  • ルーターの設定(通常時にデフォルトゲートウェイになっているルーター)
    • DHCPサーバー機能を停止(Foneraが電源ON時に自動アップデートを行うのを阻止するため)
  • シリアルコンソールケーブル
    • 以前使用していたケーブルが破損してしまったため、今回すでに使用していない「携快電話8に付いていたPDC-USB接続ケーブルを使用。
    • 画像の右側に写っている白い部品がPDC-CdmaOne変換コネクタで、PDC側のコネクタ部分を分解してFoneraへ接続する部分を作成。
    • 黒白赤のケーブルは気付くと思うがCD-ROMのオーディオケーブルである。
    • PDCのコネクタのうち必要となるのは1(GND)、6(TX)、7(RX)の3本のみ。
  • ファームウェア
    • 今回、以前と同様にバージョンは20070421を使用した。
    • DD-WRTの/beta/FONERA/から必要なバージョンをダウンロードしておく。
    • 必要なのは以下の3つ
      • fonera-firmware.bin
      • root.fs
      • vmlinux.bin.l7
  • TFTPサーバー
    • ptftp32 for Windowsを使用した。
      • 解凍したフォルダ内にDLしたfonera-firmware.bin root.fs vmlinux.bin.l7を入れてptftp32.exeを起動する。(ファイヤーウォールを無効にしておくか例外許可しておく)
  • ターミナルソフト
    • Tera Termを使用した。
    • 設定は、9600-8-N-1となる。(デフォルト)
準備するものは以上。
以下、手順。
  • Tera Term等のターミナルソフトを起動しておく
  • Foneraの電源を入れる。
  • 2~3秒後にCtrl+Cを押す。(ログを見てもらうとわかると思うが連打してやった。^Cと表示されている部分)
  • RedBoot>とプロンプトが表示されれば第1段階クリア。
  • 以下を順に入力していく。(Tera Termの初期状態では、マウスの右クリックもしくはAlt+Vでペーストできる)
    • ip_address -l 192.168.1.2/24 -h 192.168.1.1
    • fis init
      • About to initialize [format] FLASH image system - continue (y/n)? ←と表示されるのでyを入力
    • load -r -v -b 0x80041000 root.fs
    • fis create -b 0x80041000 -f 0xA8030000 -l 0x002C0000 -e 0x00000000 root fs
      • 次のプロンプトが表示されるまで5分程度必要。絶対にキーボードを押さないこと
    • load -r -v -b 0x80041000 vmlinux.bin.l7
    • fis create -r 0x80041000 -e 0x80041000 -l 0x000E0000 vmlinux.bin.l7
      • 今度も結構時間がかかる。
    • fis create -f 0xA83D0000 -l 0x00010000 -n nvram
    • reset
      • このコマンドでFoneraの再起動が始まる
  • Foneraが再起動して、画面に文字化けした文字列が表示されると、とりあえずDD-WRT化完成である。DD-WRT化されたFoneraのLEDインジケータランプはWLAN、INTERNET共にランダムではないが、点滅を繰り返す。アクセス状態を表示しているわけではない。
  • ルーターのDHCPをONにする。
  • 有線LANのIPアドレス(ネットワーク設定)を元に戻す。
  • 無線LANを接続する。Foneraの設定画面には無線でのみ接続可能。
    • 初期SSID:DD-WRT
    • 暗号化:なし
    • コマンドプロンプトにてipconfigを実行して、FoneraのIPアドレス(Default Gateway) を(一応)確認する。
    • FoneraのIPアドレス:192.168.1.1
  • WEB設定画面にアクセスする。
    • アドレス:http://192.168.1.1/
    • ユーザー名:root
    • パスワード:admin
  • 初期設定を行う
    • ファイヤーウォールをDisabledにしなくても>>Access Restrictions>>>>WAN AccessStatus:Enableにて有線LAN側からのアクセスが可能。
      • 有線側IP:192.168.0.4(DHCPにより取得)
    • WEB設定画面へのアドレス:192.168.0.4:8080
以上で完了。

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