シグマの広角ズームレンズでDGになる前の旧型。
http://allphotolenses.com/lenses/item/c_1073.html
によると
1999~2003製造
レンズは14群15枚
最短撮影50cm
検索してもあんまり情報出てこない。(こんなんばっか)
17-50F2.8DC OS USM有るので、MFで使えるなら天体撮影用か、AF生きてれば逆付改造して超マクロ用かと思ったのですが。結構大変な事に。
店頭で手にとって確認した限りでは、ズームリングはスムーズに廻るってのと、レンズにカビがある。ってことくらい。
家に持ち帰って60Dで試しどりしてみると、AF効かない。絞りがF4固定になっている。たまに絞りの数値が取得できなくてエラーに有る。カビてるので全体が白っぽい。
早速分解。
まずはマウント側から攻めてみます。
・・・・基板に接続されているフラットケーブルがハンダ付け。基板を外せなくてレンズまで到達できず断念。
次いでフィルター側から。
銘板を剥がし、前玉の抑えリングをカニ目の代わりにノギスで外し、分解を進めるが、カビている主なレンズがフォーカス群の後ろ側なんですが、フォーカス軍のレンズが外せない。
この状態で発覚した不具合が、前玉軍が前後に動くこと。
ガタのレベルではなく明らかに何かが取れたかそんな感じ。原因は後で書きます。
AF及び絞りが効かない理由は判明。フラットケーブルが破断してました。
分解後の写真。完全に真っ二つ。
分解後にフラットケーブルをよく見ると、破断した箇所以外にも、2箇所折れ曲がっている部分で断線してました。MFで使うにもカビ取りのため完全に分解する必要があり、意を決して、フラットケーブルを基板から剥がす作業を開始。
もう後に引けない状況です。
こっからは、なるべくなら手を付けたくなかった、カム部分の分解も一気に。
細かい部品とかネジを分類するのに重宝しているのが、百均の氷用のトレー。
分解した順番で分けとけば組み立て時に迷うことがない。
ネジ以外を全部並べてみた。
問題のカビたレンズ。
まずは元の購入状態でマウント側から撮影。
分解状態のフォーカス群裏側。
清掃後のフォーカス群裏側。
カムの中のスペーサーが見事にバラバラ。
このスペーサーの修理方法を検討中。
フラットケーブルは中国の通販に補修部品としてあったので発注済み。
2週間程度で到着予定。
続きはまた今度。
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